TENORAのリア筐体(ボディ部分)

TENORAのボディハウジング形状はMIROAK-II JAPAN Limitedモデルのボディと同じ設計になりますが、素材を変更し、ABS樹脂ではなくPLA樹脂を採用しています。PLAはABSにくらべて硬さがありますが剛性は劣ります。これは言い方を変えれば変形しにくいということになります。ABS樹脂のほうが柔軟性があり、PLA樹脂のほうが硬い(柔軟性が低い)ということです。

TENORAのドライバーはMIROAK-IIのように硬い素材ではないため、ドライバ―背面の素材が柔らかすぎる(変形しやすい)と中低音のボリュームが出すぎてしまい中高域のクリアさや音の輪郭の明確さが失われます。なので、リアボディには同じ樹脂でも変形しにくく作りやすいPLA樹脂を選択しています。そして強度を補強するためにリアボディのバックプレート固定部分にはステンレスのリングを採用しています。

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