MIROAK-II Desert Ironwood.
Front : Stainless Steel
Body : ABS resin
Rear : Wood(Desert Ironwood)
デザートアイアンウッドを使ったMIROAK-II。
砂漠の埋もれ木であるデザートアイアンウッドはとても硬く比重の高い木材です。木材をカットして研磨するまえはエッジが鋭く手が切れるほど硬いです。またとても乾燥しています。
MIROAK-IIは柔軟性のあるABS樹脂をボディ筐体に使用しているためD型ドライバ―背面のリア筐体内では圧縮された空気が反発し振動板を大きく動かします。しかし、柔らかい素材であるがため振動板の動きは大きくなり、特に柔らかい木材を使用した場合にキレのある瞬発力のある音が出しにくいことも事実です。
デザートアイアンウッドは634EARSで取り扱う木材の中でもトップクラスに硬く密度が高いです。木材が歪みにくく(変形しにくい)、密度が高さから木材への空気の入射も少ないことから、振動板は他の木材を使ったときよりもタイトの動きキレのある音を出してくれます。
柔らかいABS樹脂の弱点を補い、リア筐体全体としての硬さのバランスを取っていると言えるでしょう。ココボロや花梨などと比べて音はタイトで硬め。音の輪郭がハッキリでます。他のMIROAK-IIと比べてキレがありシャープな音色だと思います。