楽器やスピーカーやヘッドホンにも木材が使われているものがありますが、音の違いとしてイヤホンと違いはあるのでしょうか?
《使い方の違い》
楽器といっても色々な種類があります。笛もあればギターもありますしドラムもあります。他にも木材を使ったいろんな楽器が存在します。
しかし楽器によって構造や音の出る仕組みが違うため、何か特定の木材を使った楽器での音がそのままイヤホンでもその傾向の音か?と言われるとちょっと違うと思います。
例えばイヤホンでもフロント筐体とリア筐体では大きく役割が違います。フロント筐体は笛やトランペットに似たような構造であると思いますし、リア筐体はドラムや太鼓に似ています。
スピーカーやヘッドホンも同じでイヤホンのようなフロント筐体に当たる部分がありませんので似ている部分はありますが同じとは言えないです。
なので例えば
「この楽器やローズウッドが使われているのでイヤホンでもローズウッドを使えば同じような音になりますか?」
「このヘッドホンやスピーカーはチークが使われているのでイヤホンでもチークを使えば同じような音になりますか?」
と問われれば違うと答えると思います。
《木材を使うことにおけるイヤホンのメリット》
イヤホンは楽器やスピ―カーやヘッドホンと大きく違う部分があります。それが「大きさ」です。
木材には種類によってはそもそも大きな材を取れないものがたくさんあります。また木材によっては希少性の点から大きな材を確保するのは難しいです。
また楽器などによっては薄く加工したり曲げたりすることが必要ですが、これも木材によっては割れたり薄く加工すると強度が弱かったりと使える木材はかなり限られてきます。
しかし、イヤホンはとても小さく使う木材も大きくて2cm角程度です。そのため小さな材や希少性の高い材も幅広く色んな種類を使うことができます。これはとても大きなメリットだと思います。
実際に634earsでよく使うスネークウッドなどはとても希少性がたかく価格も驚く程高いです。また材も小さくスピーカーなどにすることは困難でしょう。しかしイヤホンでは使うことができます。